行方氏館

1. 城のデータ

[所在地] 東京都大田区蒲田

[築城年] 戦国時代

[築城者] 行方氏

[遺 構] なし

[別 称] なし

[形 状] 平城

[登城年] 2018年5月4日

(※トップ写真:行方氏館・円頓寺本堂)


2. 城の歴史

行方氏館は、戦国時代に北条氏の家臣である行方(なめかた)直清によって築かれたとされる。行方氏は周辺の六郷領を支配していた。直清は1590年の豊臣秀吉の小田原征伐の際に討死したと伝えられている。

その後、直清の弟である日芸(にちげい)が行方氏館跡を円頓寺とし、直清供養のため塔を建立したという。この供養塔が現在も残っている。


3. 城の見どころ

行方氏館は京急蒲田駅から北へ直線距離にして約500m程の住宅街にあった屋敷跡である。現在の円頓寺の境内付近にあったとされるが、現在は遺構らしきものは何も残されていない。

(下写真:円頓寺山門前)

円頓時の境内には、豊臣秀吉の小田原征伐の際に戦死したといわれる行方弾正直清の供養塔が残されており、屋敷跡の存在をわずかではあるが、伺わせてくれる。

(下写真:行方弾正直清の供養塔)


4. 城のポイント

①戦国時代に六郷領を支配した行方氏の館跡

②円頓寺の境内に行方氏の供養塔が残る。


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