成宗城

1. 城のデータ

[所在地] 東京都杉並区成田西  

[築城年] 不明  

[築城者] 不明

[遺 構] なし

[別 称] なし  

[形 状] 平山城  

[登城年] 2013年12月17日

(※トップ写真:成宗城・城跡にたつ共立女子大学寮付近)


2. 城の歴史

成宗城は「新編武蔵風土記稿」によると、成宗と呼ばれる武士が築いた城館、また戦国時代、扇谷上杉家の家宰・太田道灌が家臣を配置して守らせた城館とされるが、城の詳しい歴史については全くよくわかっていない。一説には中野左衛門成宗という鎌倉幕府の御家人が築いたものであるという。

善福寺川の河岸段丘上に城は立地し、かつては鎌倉街道を押さえる要衝でもあったらしい。現在城跡と呼べるものは何も残されておらず、かつての城館を想像するのは難しい。


3. 城の見どころ

成宗城は杉並区役所がある地下鉄・南阿佐ヶ谷駅に程近い成田西付近にあったとされる城である。城跡は共立女子大学寮付近にあったとされ、その南側には善福寺川が大きく蛇行しながら流れており、この段丘を活かして築かれたものと思われるが、現在は完全に市街地化しており、その形状は全くよくわからない。

(下写真:善福寺川)

城跡の真南側、善福寺川にかかる橋は屋倉橋と呼ばれており、これはもしかしたら当時の成宗城の矢倉(櫓)があったことの名残ではないかというが真偽は定かではない。

(下写真:屋倉橋)


4. 城のポイント

鎌倉武士が築いた城館、太田道灌が家臣に守らせた城館


0コメント

  • 1000 / 1000