番神山城

1. 城のデータ

[所在地] 東京都港区虎ノ門  

[築城年] 不明  

[築城者] 太田道灌

[遺 構] なし

[別 称] 太田道灌城  

[形 状] 平山城  

[登城年] 2014年5月29日

(※トップ写真:番神山城・城跡付近)


2. 城の歴史

番神山城は、太田道灌が江戸城の出城として築いたとされる城とされており、太田道灌塁、太田道灌城とも呼ばれている。しかしながら、江戸時代になると、徳川氏による江戸城築城の際の土取り場としてかなりの部分が掘り崩されたという。

江戸時代、城跡付近に出石藩・仙石家の藩邸があったといわれており、現在でも「仙石山」の名が残っている。明治時代までは土塁状の遺構が確認できたと言われているが、現在においてはその遺構は全く残っていない。


3. 城の見どころ

番神山城は東京の都心である虎ノ門にかつてあったといわれる城郭である。名将・太田道灌が築かせた城といわれるが、現在跡地はオフィス街・住宅地となっており、その遺構は全く残されていない。わずかに江戸時代藩邸を構えた仙石家の縁を感じさせる「仙石山」の石碑のみが住宅街の一角に立っている。

(下写真:仙石山の碑)

周辺を歩くと高低差があり、付近より高台になっていることに気付く。また、近くには太田道灌がこの場所に移したとされる八幡神社があり、ここも同様の高台となっており、もしかしたらこの地も要塞としての役割があったのかもしれない。

(下写真:八幡神社)


4. 城のポイント

太田道灌が江戸城の出城として築かせた城



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